課題(後期)[2025-11-11 情報開示]
- 以下の条件を満たす TeX 入力ファイル(=ソースファイル)を作成し,uplatex + dvipdfmx でコンパイルして得られる出力ファイル(PDF)と一緒にメールに添付し(つまり *.tex と *.pdf をメールに添付する; あるいは永田がアクセスできる FU_box フォルダ内にファイルを置き,そのフォルダの URL をメールで永田に知らせる形でも OK),2026-01-14(水)18:00 までに永田(ynagata@fukuoka-u.ac.jp)へ送付せよ.
- 授業で作業した際の「本文(地の文)」を使うことは不許可(TeX コマンドの「マークアップ」部分や「画像」は,当然,可),つまり,文書の「中身」は何でも OK だが,自分のオリジナルの中身であること!
- 入力ファイル名は lg240001_ict1b.tex(lg...の箇所は自分の学籍番号)とする.出力ファイル名は従って lg240001_ict1b.pdf のようになる
- タイトル,著者名,TeX 処理時の日付の出力を含む
- 目次を自動出力させる
- 最低でも2つの section, それぞれの section に最低でも2つの subsection を含む
- 段落は総計8段落以上作成する
- 「番号付き」箇条書き(enumerate 環境)および「番号無し」箇条書き(itemize 環境)をそれぞれ1つ,いずれも3項目以上の item を含むように作成する.もしその中に1つ以上の「入れ子」(nesting)が入っていれば(入れ子箇所は enumerate, itemize どちらの環境を使っても良い)「加点」する(が,「満点」を超えて加点することはない)
- table 環境を用いて「表」をフロート処理する
- 「表」は tabular 環境を使って作成する
- 「表」には「キャプション(上)」を付ける
- 本文(地の文)中で「表」への「相互参照」を行う[例: 表1(2ページ)を参照,等]
- figure 環境を用いて「図」をフロート処理する
- 「図」(デジタル画像)は jpg, png, pdf 形式のものを自分で用意する
- 写真や画像を自分で用意することが困難である場合,または uptex_TYPESET で TeX ソースを処理する場合は fu_approach.jpg, 20060903_mendelssohn-haus_todesmaske.jpg あるいは 20060903_mendelssohn-haus_garten.jpg の画像を用いても良い.これらは uptex_TYPESET でも使えるようにしてある
- heic(iPhone における画像ファイル形式)は,そのままでは TeX で使えないので,インターネット上で自ら jpg 形式に変換する(変換方法は,Google 等で「heic jpg 変換 フリー」をキーワードとし,自分で調べること)
- 「図」は includegraphics コマンドを用いて取り込む
- 「図」にも「キャプション(下)」を付ける
- 本文(地の文)中で「図」への「相互参照」を行う[例: 図3(8ページ)を参照,等]
- 「単段落」(quote 環境)あるいは「複段落」(quotation 環境)にわたる和文を「引用」処理する
- 「単段落」(quote 環境)あるいは「複段落」(quotation 環境)にわたる欧文(LG学生は独文,LF学生は仏文)を「引用」処理し,その際,同時に selectlanguage コマンドを用いて正書法(行末における正確な分綴,正しい引用符号,符号まわりの正しいスペース処理等々)にも対応させる
- 参考文献からの引用は全て「脚注」において「出典を明記」する
- 文書末に「参考文献」をまとめる
- 欧文文献,邦文文献ともそれぞれ1冊以上「参考文献」に挙げる
- 「参考文献」の中にWebサイト参照(URL)も1つ以上入れる
- 独立タイトルページとする
- 「表目次」と「図目次」も自動生成させる
- 文書内の「相互参照(Cross References)」箇所を全て「ハイパーリンク化」する
- ict1b_final.tex(20060903_mendelssohn-haus_todesmaske.jpg)も「課題」用の雛形ソースファイルとなっているので,適宜活用するとよい
- 締切は「2026-01-14(水)の 18:00」(必着)
- 課題を受け取り次第,永田から提出者へ「確かに受け取りました」という内容のメールを「一両日中」に送信するので,各自必ず永田からの送信メールを確認すること.これにより一連の「課題提出」が完結する
- 永田からの「課題受け取りメール」が届かない場合,メール送受信に関して何らかの事故が起きた可能性があるので,大至急永田までメールで問い合わせること.その場合でも再提出の猶予は「2026-01-16(金)昼の 12:00」まで. それ以降は「受け付けない」ので,できる限り余裕を持って課題を提出すること
ヨーロッパ学 ICT 課題ファイル置き場
EURO ICT Emacs & TeX のインストール法(Windows)
EURO ICT Emacs & TeX のインストール法(Mac)
- 目次
1 シラバス
1-1 概要
1-1-1 前期: ヨーロッパ学 ICT IA
この授業は御自身のノート PC(Windows または Mac)を教室に持参していただく BYOD 形式,かつ実践演習を伴う授業です。スマートフォンやタブレットは不可ですので注意してください。
この授業ではまず「多言語処理用にカスタマイズした GNU Emacs と TeX を御自身の PC にインストール」してもらいます。GNU Emacs および TeX はフリーでオープンソースかつクロスプラットフォームのソフトウェアです。
インストールを済ませた後は,「テキスト主義 ICT」をテーマに,GNU Emacs という高機能テキストエディタを用いて,ドイツ語・フランス語・英語・日本語等「自然言語のテキスト」を高度に編集処理できるスキルを体系的に学びます。
なお GNU Emacs のユーザインタフェースは全て「英語」ですので,このテキストエディタを使うことは日々「英語をツールとして使う」良い実践ともなります。
1-1-2 後期: ヨーロッパ学 ICT IB
この授業は御自身のノート PC(Windows または Mac)を教室に持参していただく BYOD 形式,かつ実践演習を伴う授業です。スマートフォンやタブレットは不可ですので注意してください。
この授業では前期に引き続き GNU Emacs 使用を前提として,より高次の「テキスト主義 ICT」を学びます。具体的にはプログラミング & マークアップ言語である TeX を用いて「論文体裁文書」を作成します。プログラミングそのものは扱いませんが,「テキスト主義 ICT」の中身は「プログラミング的思考力」を基盤としています。
1-2 授業の進行・方法[ヨーロッパ学 ICT IA・IB とも]
授業は講義と演習を組み合わせて実施します。講義は担当教員持参 PC の画面を教室のスクリーンに投影しながら行います。授業の進行における割合は,およそ講義(50%),演習(50%)です。
1-3 アクティブ・ラーニング[ヨーロッパ学 ICT IA・IB とも]
アクティブ・ラーニング「対応」授業です。
1-4 到達目標
1-4-1 前期: ヨーロッパ学 ICT IA
- キーボードの QWERTY 配列とそれ以外の様々な配列の存在を理解し,正確かつ迅速なタッチタイピングができる[A-2 知識・理解]
- 各種文字コード・改行コードの存在と,ドイツ語・フランス語・英語・日本語における正書法の存在とを理解している[A-2 知識・理解]
- 多言語処理用にカスタマイズされた GNU Emacs と TeX を自分の PC(Windows または Mac)にインストールできる[B-3 技能]
- GNU Emacs が備える的確なインプットメソッドを用いて多言語テキストを入力でき,文字・語・文・段落・セクショニング単位でのテキスト編集もできる[B-3 技能]
- ICT に関する未知の事柄や理解の不確かな事柄に関して自ら解決法を探るべく,積極的に行動できる[C-2 態度・志向性]
- 学友と互助的な関係を保ち,協力し合いながら行動できる[C-4 態度・志向性]
1-4-2 後期: ヨーロッパ学 ICT IB
- マークアップ言語 TeX の原理を理解している[A-2 知識・理解]
- 論文の「体裁」について理解している[A-2 知識・理解]
- 各言語の正書法に基づいた「多言語混在文書」を TeX で作成できる[B-3 技能]
- TeX を用いて「論文体裁文書」を作成できる[B-3 技能]
- 理解の不確かな事柄に関して自ら解決法を探るべく,積極的に行動できる[C-2 態度・志向性]
- 学友と互助的な関係を保ち,協力し合いながら行動できる[C-4 態度・志向性]
1-5 授業時間外の学習(予習・復習)[ヨーロッパ学 ICT IA・IB とも]
予習: 前もってアナウンスされた「学習範囲」の「実践演習」(60分)
復習: 学習事項のその都度の点検および確認.その上で「予習」に取り組むこと(60分)
1-6 成績評価基準および方法[ヨーロッパ学 ICT IA・IBとも]
本授業は各到達目標の達成度を基準として,平常点(出席状況・授業への参加姿勢など)60点(到達目標: 1, 2, 3, 4, 5, 6),期末課題40点(到達目標: 1, 2, 3, 4)という配分で成績を出します。授業開始の定刻時間から15分以内の遅刻であれば認めますが,この場合の平常点に関わる評価は1/2とし,それ以降の遅刻は欠席とみなします。ただし,後日証明になる書類が呈示された場合に限り,欠席・遅刻扱いを取り消します。
本授業科目では定期試験を実施しないため,再試験を受験することはできません。
1-7 テキスト[ヨーロッパ学 ICT IA・IBとも]
なし
1-8 参考書[ヨーロッパ学 ICT IA・IB とも]
- 『入門 GNU Emacs』(D. Cameron 他著,半田他 監訳,オライリー・ジャパン,税込4104円,ISBN: 978-4-8731-1277-0)
- 『[改訂第9版]LaTeX 2e 美文書作成入門』(奥村晴彦他,技術評論社,3300円+税,ISBN: 978-4-297-13889-9)
その他,参考テキストおよび演習用ファイル等は,授業サポート Web からダウンロードしてください。
1-9 履修上の留意点[ヨーロッパ学 ICT IA・IB とも]
この授業では御自身の「ノートPC」(Windows や Mac)を教室に持参していただきます。スマートフォンやタブレット端末(iPad 等)は不可です。
この授業では「出席」を厳密に取り扱います。学生証をカードリーダーにかざし忘れた場合は,必ずその授業の直後までに申し出てください。
自分の PC にインストールした GNU Emacs と TeX を日常的に使いこなすことが「テキスト主義 ICT」習得における一番の近道です。
IA → IB → IIA → IIB といった段階を経ない受講は知識・理解・技能の点から不可能です。
1-10 授業計画
1-10-1 前期: ヨーロッパ学 ICT IA
| 1 | (スタートアップ授業)GNU Emacs と TeX のデモ |
| 2 | GNU Emacs と TeX のインストール(1) |
| 3 | GNU Emacs と TeX のインストール(2) |
| 4 | GNU Emacs と TeX のインストール(3) |
| 5 | カーソル移動 |
| 6 | キーボード Quit と Undo |
| 7 | 変換,交換,入力支援 |
| 8 | インクリメンタル検索 |
| 9 | リージョン操作,一括置換,問い合わせ置換 |
| 10 | インプットメソッドの操作(1) |
| 11 | インプットメソッドの操作(2) |
| 12 | バッファ,ウィンドウ,フレームの操作 |
| 13 | ディレクトリの操作 |
| 14 | 矩形編集,アウトライン編集 |
| 15 | 総括と FURIKA 授業アンケート |
pdfTeX TYPESET(Web 上で「欧文 TeX ソースファイル」をコンパイル)
1-10-2 後期: ヨーロッパ学 ICT IB
upTeX TYPESET(Web 上で「日本語 TeX ソースファイル」をコンパイル)
| 1 | (スタートアップ授業)TeX はじめの一歩 |
| 2 | セクショニング |
| 3 | 目次の自動出力 |
| 4 | 箇条書き |
| 5 | 原典引用の仕方 |
| 6 | 引用時のディスプレイ表示 |
| 7 | フロート概念と表 |
| 8 | 表の Cross References 処理 |
| 9 | フロート概念と図 |
| 10 | 図の Cross References 処理 |
| 11 | 多言語混在文書の処理法 |
| 12 | 参考文献 |
| 13 | 脚注における参考文献からの引用表記 |
| 14 | タイトルページ独立と文書全体の Cross References 処理 |
| 15 | 総括と FURIKA 授業アンケート |
2 授業進度表
2-1 前期: ヨーロッパ学 ICT IA
| 1 | — | スタートアップ授業 [クリックして視聴!]. ヨーロッパ学 ICT 講義参考用テキスト(IA/IB)をダウンロードし,「はじめに」(pp.3–5)を読んでおくこと. キーボード操作(=タッチメソッド)の練習を今から始めておくこと. EURO ICT Emacs & TeX のインストール法(Windows の場合,Mac の場合)ページに「ざっと」目を通しておき,初回対面授業時から行う「EURO ICT Emacs & TeX のインストール作業」に備え「心の準備」をしておくこと. 初回対面授業時に「ノートPC」を必ず持参すること,また,途中で電源が落ちないよう,あらかじめ「PCをフル充電」しておくこと! |
| 2 | 4/15(火) | FUポータルに入り,「シラバス閲覧(学部)」,「教員名で検索: 永田 善」(苗字と名前の間に「全角空白」)と打ち込み「検索実行」,マッチした結果から「ヨーロッパ学 ICT IA」をクリック,「授業の進行・方法」の箇所にある「授業サポートウェブ」リンクをクリックすると「ヨーロッパ学 ICT IA/IB のサポートウェブ」に至れるので,これを「ブックマーク」する. GUI: Graphical User Interface vs. CUI/CLI: Character-based User Interface/Comand Line [User] Interface の説明,本授業で学ぶ内容は「徹頭徹尾 CUI/CLI」. PowerShell を起動し,これを「タスクバーにピン留め」,自分の「ホームディレクトリ(=ホーム,ホームフォルダ,とも)」を知る: C:\Users\ynagata だと ynagata が自分のホームディレクトリ,PowerShell 上で使ったコマンド: cd (Change Directory) .. | cd ~ | whoami | pwd (Print Working Directory). 宿題: C:\Users\自分のホームディレクトリ\Documents\work となるように work ディレクトリを新規作成し,work の「ショートカット」をデスクトップ上に作成する. 次回から(あるいは自宅で作業し,どんどん先に進めていって良い)「EURO ICT Emacs & TeX のインストール法(Windows)」(Mac の人は Mac)に従い,各自で作業. さしあたり「4. EURO ICT Emacs のインストール(Windows)」の「7. Emacs のフレーム調整」まで完遂する. |
| 3 | 4/22(火) | 各自で EURO ICT Emacs インストール作業. 分からないこと,疑問点等々があれば,いつでも永田まで照会のこと. TeX のインストールには時間がかかるので,自宅で行う. |
| 4 | 4/29(火) | 各自で EURO ICT Emacs インストール作業(続き). EURO ICT Emacs(素の Emacs に各種カスタマイズを施したもの)のインストールを完了した者は,念のため,永田まで(授業中,口頭で)報告すること! インストールが完全であるかどうかチェックします. 次回授業まで2週間間が開くので,自宅でぜひ TeX のインストールに挑戦し,これを完遂させると良い. |
| 5 | 5/13(火) | EURO ICT Emacs インストール作業(続き). これを完遂した者は「永田のチェック」を受けること. 自宅で TeX のインストールを行うこと. 前期課題のお知らせ. |
| 6 | 5/20(火) | 「課題」説明(画像ファイル1点,テキストファイル1点を FU_box へ upload). EURO ICT Emacs インストール・チェック. C-x C-f コマンドを使って work ディレクトリ内に lg240001_ict1a.txt ファイルを作成(lg240001 の箇所は自分の学籍番号で読み替える). lg240001_ict1a.txt ファイルに C-u C-c ! RET で「ファイル作成日」を埋め込み,改行後,Time-stamp:と打ち込み C-x C-s で「ファイル変更日時(秒単位まで)」を記録する. |
| 7 | 5/27(火) | スクリーンショットの撮り方: [Windows] 田 + Alt + PrtScn(画像ファイル(PNG)の保存先は C:\Users\自分のアカウント\Videos\Captures) [Mac] command + Shift +4 と打った後「アクティブウィンドウで spacebar を押す」(画像ファイルはデスクトップに現れる) ヨーロッパ学 ICT 講義テキスト(PDF) と 独仏キーバインディング(PDF) を work(自分の作業ディレクトリ)にダウンロードして格納. 「課題」に関わる「当該ページ」参照の説明. C=Ctrlキー,M=Altキー(Winの場合)Commandキー(Macの場合)の説明. C-x C-f のように打っても M-x find-file-at-point と打っても「同じ効果」となることの説明. C-x C-f(ファイルを開く/ファイルがない場合は名前をつけて新規作成),C-x C-s(ファイルの保存),C-x C-c(Emacs の終了)等の説明. インプット・メソッドは(キーボードをドイツ語配列やフランス語配列にしないで)日本語キーボード配列のまま「latin-prefix」を使う. C-x RET C-\ と打った後,latin-prefix と打ち込む. C-\ でトグルことができる. 毎週「火5限」は同教室にて「予約不要の Emacs & TeX インストールサポート」受付. それ「以外」の日時でのサポートは「個別に永田までメール連絡・相談されたし」. |
| 8 | 6/3(火) | 個々人のインストールサポート. 課題(2点)作成に取り掛かるための「助走」(=スクリーンショット,テキストファイルの準備,作成日・更新日の埋め込みなど). Emacs & TeX のインストールサポートは来週で「終わり」. |
| 9 | 6/10(火) | 個々人のインストールサポート続き. 次回から「課題(特に多言語テキストファイル作成)」に関する Emacs 使用法の説明開始. インストールサポートが必要な者には,永田が「課外」で対応するので,メールにて連絡すること! |
| 10 | 6/17(火) | 「課題関連ファイル一式」(euro_ict_text.pdf, 20220607_de-fr_keybindings.pdf, ynagata_ict1a.txt_1.png, ynagata_ict1a.txt_2.png, ynagata_ict1a.txt_3.png, ynagata_ict1a.txt_4.png)を作業ディレクトリに格納. Ctrl=C, Alt=M, command=M, で表記することの説明. buffer, echo-area=minibuffer, modeline の説明. C-x C-f で「ファイルあるいはディレクトリを開く,または,新規ファイルを作成(名前をつけて)」,Dired(ファイラー)モードで C(大文字 C)を打ち込むと「コピー」(して「名前」をつける). ynagata_ict1a.txt(このファイルの先頭2行には「ファイル作成日」と「ファイル更新日」が自動的に入力されていることを確認済み)をコピーして test.txt を作成. C-a で「行頭へ移動」,C-e で「行末へ移動」. |
| 11 | 6/24(火) | 20250624_test.txt を work ディレクトリへダウンロード,C-u C-c ! で「作成日」をスタンプ,ファイル内に Time-stamp: と記しておけば C-x C-s で保存する度に「更新日時(分,秒まで)」が自動スタンプされる.C-x C-f ファイル開く(ない場合は名前を与えて新規作成),C-x C-s ファイル保存,C-x C-c ファイルを閉じる,C-@ リージョン始点,リージョン終点は 矢印キー等で移動,M-w リージョンをコピー,C-y ペースト,C-l カーソル行を「トップ,センター,ボトム」へ描画し直し. C-x RET C-\ で入力法を latin-prefix とすれば「"a で ä や 'e で é が」入力される. latin-prefix を「一時的にオフ」にしたい場合は C-\ と打つ(これは toggle キーとなっているので,再度 C-\ と打つと latin-prefix に戻る). |
| 12 | 7/1(火) | latin-prefix では入力できない文字(例: „ “ – など)の入力法=C-x 8 RET の後「16進数コードポイントをダイレクトに打ち込む」. Fn-M-F10 等(各コンピュータ機器によってキーバインドが異なる!)で「全画面 Full Screen」表示にして(このキーは toggle),C-x 3 で「左右分割」し,左ウィンドウに「手本画像」右ウィンドウに「テキストファイル」を表示させながら作業すると効率が上がる. C-x 1 だとカーソルのあるウィンドウ1つになり,C-x 2 だと「上下分割」となる. |
| 13 | 7/4(金) | 「課題」演習(各自). 「課題」を既に終えた者で TeX のインストールも完了している者は,以下に記す「マークアップ」作業を行い,TeX による文書整形の有様を体験してみると良い。
|
| 14 | 7/8(火) | 「課題」演習(各自). 2025-07-22(火)までに「FURIKA」への回答を! |
| 15 | 7/15(火) | 質問受付. 「課題」演習. FURIKA. 課題提出締切は「2025-07-22(火)12:00」! |
pdfTeX TYPESET(Web 上で「欧文 TeX ソースファイル」をコンパイル)
2-2 後期: ヨーロッパ学 ICT IB
upTeX TYPESET(Web 上で「日本語 TeX ソースファイル」をコンパイル)
| 1 | — | スタートアップ授業 [クリックして視聴!]. ja_very_start.tex と ja_very_start_tate.tex をダウンロードし,それらの中身をよく調べ,upTeX_TYPESET のページでコンパイルしてみよ(PDF ファイルが得られる). ヨーロッパ学 ICT 講義テキスト(IA/IB) の「第13講 pp.47–49」に目を通しておくとさらに良い. |
| 2 | 9/16(火) | 01_sectioning.tex 01_sectioning.tex に手を入れ,\section{...} の下に \subsection{...} となっている構造を,\section{...} の下に 2つ の \subsection{...},その後にさらに \section{...} を追加し,その下にまた 2つ の \subsection{...} を付加した構造にし,上書き保存せよ. 完成した 01_sectioning.tex(ソースファイル,入力ファイル,ソースとも言う)を uplatex(2回)と dvipdfmx で処理(コンパイルとも言う)し,出力される 01_sectioning.pdf の「中身」を確認せよ(1 1.1 1.2; 2 2.1 2.2 のように「節・小節」が「自動連番」される!). 01_sectioning_b.tex |
| 3 | 9/30(火) | 01_sectioning_b.tex を uplatex, dvipdfmx でコンパイル. 作業ディレクトリで ls *.tex と打ち込み「フィルタリング」で絞り込み,M-<(ファイル先頭へカーソル移動),M->(ファイル末尾へカーソル移動),M-g g(指定行へカーソル移動),C-@(リージョン始点設定),M-w(コピー),C-y(貼り付け),C-c ](\begin{...} で開始した各環境を閉じる). 01_sectioning_b.tex に「箇条書き」(番号なし,番号付き)を付け加えたファイル作成. 02_itemize.tex |
| 4 | 10/7(火) | 箇条書きでは「入れ子」(Nesting)も可能。入れ子は「番号なし・番号付き」を混在させられる。 \begin{itemize} \item デコポン \item 伊予柑 \item 八朔 \end{itemize} \begin{enumerate} \item 巨峰 \item デラウェア \item シャインマスカット \end{enumerate} \tableofcontents 03_toc.tex |
| 5 | 10/14(火) | \section{引用} 論文においては,ほぼ必ず「書籍等」からの「引用」がなされる。引用には「短め・長め」の場合があり,それぞれ「処理の仕方」が異なる。いずれの場合でも,引用する際には「出典」を明記せねばならない。これは通常「脚注」でなされる。 \subsection{短めの引用} 「短めの引用」は「本文」(=地の文)内に「かっこ」で括り,例えば,『星の王子さま』には「一ぴきのけものを,のみこもうとしている,ウワバミの絵でした\footnote{サン=テグジュペリ/内藤濯訳『星の王子さま』,岩波少年文庫,1988年.p.7.}」という叙述がある,のように処理する。 \subsection{単段落からなる長めの引用} 「単段落からなる長めの引用」にはquote環境を使う。「引用」箇所は自動的に「ディスプレイ表示」される。環境内をsmall(「宣言」型命令)指定してやると洗練度が高まる。 \begin{quote} \small \end{quote} 引用の際は脚注で出典を明記せねばならないことは既に述べた。 quote/quotation 環境「テスト」用テキスト: 六つのとき,原始林のことを書いた「ほんとうにあった話」という,本の中で,すばらしい絵を見たことがあります。それは,一ぴきのけものを,のみこもうとしている,ウワバミの絵でした。これが,その絵のうつしです。 その本には,「ウワバミというものは,そのえじきをかまずに,まるごと,ペロリとのみこむ。すると,もう動けなくなって,半年のはいだ,ねむっているが,そのあいだに,のみこんだけものが,腹のなかでこなれるのである」と書いてありました。 サン=テグジュペリ/内藤濯訳『星の王子さま』,岩波少年文庫,1988年.p.7. 04_quote.tex |
| 6 | 10/21(火) | \subsection{複段落からなる長めの引用} 「複段落からなる長めの引用」にはquotation環境を使う。「引用」箇所 が自動的にディスプレイ表示されることや,環境内をsmall指定してやると洗練度が高まることはquote環境の場合と同様。 \begin{quotation} \small \end{quotation} quotaionの場合ももちろん脚注で出典を明記するが,後ほど「(論文末に掲げる)参考文献」からもっと洗練された方法で出典明記する方法を学ぶ。 05_quotation.tex |
| 7 | 10/28(火) | 05_quotation.tex を ict_1b ディレクトリに「05_quotation_2.tex」というファイル名にしてダウンロード. 小節「複段落からなる長めの引用」の内容を追記し,ソースを完成させ,uplatex & dvipdfmx でコンパイル,アウトプット 05_quotation_2.pdf を得る. 05_quotation_2.tex |
| 8 | 11/11(火) | 課題(後期) \section{表} 小規模な「表」を処理するにはtabular環境を用いる\footnote{大規模な表にはtabularxやlongtableといった「追加パッケージ」を使う。}。 tabular環境は後で扱う「図」におけるfigure同様,「フロート」であるtable環境の中に「入れ子」として用いる。 本文中でこれら「表や図」を参照する場合は「\ruby{相互参照}{クロスリファレンス}」という方法を使い,以下のように行う。ソース(入力の仕方)とアウトプットをじっくり比較参照して学ぶこと。 % ここから実際の「表のソース」の例 「果物の種類」については表\ref{fruits}(\pageref{fruits}ページ)を参照されたい。 \begin{table} \caption{果物の種類}\label{fruits}% 表のキャプションは「上」 \centering% 表や図は「中央寄せ」が基本! \begin{tabular}{cccc}% c-enter/l-eft/r-ight \hline% h-orizontal line 通番 & イチゴ & リンゴ & ブドウ \\% backslash 2つは「そこで強制改行」 \hline\hline 1 & あまおう & ふじ & 巨峰 \\ 2 & ゆめのか & つがる & シャインマスカット \\ 3 & とちおとめ & 陸奥 & デラウェア\\ \hline \end{tabular} \end{table} 06_table.tex |
| 9 | 11/18(火) | fu_approach.jpg \section{図} 「図」は「表」と同じようにフロートであるfigure環境を使って処理する。その際,図のキャプション直後に一意の「ラベル名」を付しておき,これを \ref や \pageref で呼び出すことで本文内に「\ruby{相互参照}{クロスリファレンス}」を施すやり方も全く同じ。入出力の具体例を比較参照すること。 なお,表のキャプションは上だったが,図のキャプションは「下」であることに注意! % ここから図の処理例 \begin{figure} \centering \includegraphics[width=0.8\textwidth]{fu_approach.jpg} \caption{福岡大学正門アプローチ}\label{approach} \end{figure} 福岡大学正門アプローチは図\ref{approach}(\pageref{approach}ページ)を参照。 widthオプションで図の大きさを「本文領域(textwidth)」を基とした乗算で指定できる。オプション部にはさらにtextheightも指定できるが,これを省略すると「縦横の比率を保って」自動計算される\footnote{逆にtextheightだけを指定し,textwidthを自動計算させることも可能である。これは「縦長」の図を扱う場合に有益である。}。 07_figure.tex |
| 10 | 11/25(火) | \section{欧文の引用} まとまった量の欧文を引用する場合,もちろん,quoteやquotation環境が使えるが,和文(邦文とも)と異なり,さらに「もう一点」注意を払う。 \begin{itemize} \item 行末で語の\ruby{分綴}{ぶんてつ}(hyphenation)が\ruby{出来}{しゅったい}する場合に備え,予めselectlanguageコマンドで言語指定をしておく\footnote{言語によってハイフネーション・ルールが異なるため。}。 \end{itemize} \subsection{フランス語「白雪姫」の冒頭テキスト} グリムのメルヒェンとして有名な「白雪姫」冒頭のフランス語訳は以下の通りである。 \begin{quotation} \selectlanguage{french} Un jour, c'était au beau milieu de l'hiver et les flocons de neige tombaient du ciel comme du duvet, une reine était assise auprès d'une fenêtre encadrée d'ébène noir, et cousait. Et tandis qu'elle cousait ainsi et regardait neiger, elle se piqua le doigt avec son aiguille et trois gouttes de sang tombèrent dans la neige. Et le rouge était si joli à voir sur la neige blanche qu'elle se dit: \enquote{Oh, puissé-je avoir une enfant aussi blanche que la neige, aussi rouge que le sang et aussi noire que le bois de ce cadre!} Peu après, elle eut une petite fille qui était aussi blanche que la neige, aussi rouge que le sang et aussi noire de cheveux que l'ébène, et que pour cette raison on appela Blancheneige. Et quand l'enfant fut née, la reine mourut. \end{quotation} 次にドイツ語原文も見てみよう。 \subsection{ドイツ語「白雪姫」の冒頭テキスト} グリムのメルヒェンとして有名な「白雪姫」原文ドイツ語の冒頭は以下の通りである。 \begin{quotation} \selectlanguage{ngerman} Es war einmal mitten im Winter, und die Schneeflocken fielen wie Federn vom Himmel herab, da saß eine Königin an einem Fenster, das einen Rahmen von schwarzem Ebenholz hatte, und nähte. Und wie sie so nähte und nach dem Schnee aufblickte, stach sie sich mit der Nadel in den Finger, und es fielen drei Tropfen Blut in den Schnee. Und weil das Rote im weißen Schnee so schön aussah, dachte sie bei sich: \enquote{Hätt ich ein Kind so weiß wie Schnee, so rot wie Blut und so schwarz wie das Holz an dem Rahmen.} Bald darauf bekam sie ein Töchterlein, das war so weiß wie Schnee, so rot wie Blut und so schwarzhaarig wie Ebenholz, und ward darum das Sneewittchen (Schneeweißchen) genannt. Und wie das Kind geboren war, starb die Königin. \end{quotation} 以上が「まとまった量の欧文原文を引用する」際のやり方である。 08_citation.tex |
| 11 | 12/2(火) | \footnote{サン=テグジュペリ/内藤~\cite{prince_ja} p.7.} \footnote{サン=テグジュペリ/内藤~\cite{prince_ja} pp.7--8.} \footnote{Grimm, Frères~\cite{khm_fr} p.114.} \footnote{Grimm, Brüder~\cite{khm_de} S.269.} \begin{thebibliography}{9}% 参考文献の「数」が1桁=9, 2桁=99, ... \addcontentsline{toc}{section}{参考文献}% 参考文献を目次に出力 \bibitem{prince_ja} サン=テグジュペリ/内藤濯訳『星の王子さま』,岩波少年文庫,1988年. \bibitem{khm_de} {\selectlanguage{german} Grimm, Brüder: \emph{Kinder- und Hausmärchen}. Ausgabe letzter Hand mit den Originalanmerkungen der Brüder Grimm. Mit einem Anhang sämtlicher, nicht in allen Auflagen veröffentlichter Märchen und Herkunftsnachweisen hrsg. von Heinz Rölleke. Bd. 1: Nr. 1--86. Philipp Reclam Jun., Stuttgart. Germany, 1989.} \bibitem{khm_fr} {\selectlanguage{french} Grimm, Frères: \emph{Contes}. Choix, traduction et préface de Marthe Robert. Éditions Gallimard, Paris. France, 1976.} % \bibitem{prince_web} \emph{The Little Prince.} \url{https://en.wikipedia.org/wiki/The_Little_Prince}. 2025年12月2日アクセス. \end{thebibliography} 09_bibliography.tex |
| 12 | 12/9(火) | ドキュメントクラス「オプション」に titlepage を追記 %%%%%%%%%%%%%%%%%% 独立タイトルページ用の設定 \thispagestyle{empty} \clearpage \setcounter{page}{1} %%%%%%%%%%%%%%%%%%% \tableofcontents の「後」に追記 10_final.tex |
| 13 | 12/16(火) | |
| 14 | 12/23(火) | |
| 15 | 2026/1/6(火) |