- 目次
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- はじめに
- 自分の Windows のチェック
- EURO ICT Emacs & TeX のインストール作業のおおまかな流れ(Windows)
- EURO ICT Emacs のインストール(Windows)
- Emacs & TeX を快適に使うための Windows そのもののカスタマイズ
- Unicode対応広範囲欧文フォントのインストール
- 素の Emacs のインストール
- EURO ICT Emacs 用「追加ファイル・プログラム群」のインストール
- Windowsシステム環境変数への Emacs 登録
- Emacs を簡便に呼び出すための Windows のカスタマイズ
- Emacs のフレーム調整
- EURO ICT TeX のインストール(Windows)
- EURO ICT Emacs & TeX の動作テスト
- おわりに
EURO ICT Emacs & TeX のインストール法(Mac)
注: 以下の解説内で \ (backslash) と記載されている箇所は Windows 環境では ¥ で表示されることに注意! 入力は「日本語キーボード」の ¥ を叩けばよい。
はじめに
- Emacs & TeX = フリー & オープンソース & クロスプラットフォームのソフトウェア
- インストールは各ユーザが主体的・能動的に行う
- Emacs や TeX の世界は「プログラミング」とも関連
- なのでプログラミング(的思考)への「助走」ともなる
- EURO ICT Emacs & TeX による ICT スキルの焦点は「自然言語のテキスト処理」
- EURO Emacs & TeX を自分の Mac にインストールし「高機能な電子文房具」として日常的に使い倒すことが上達の近道
- フリー(自由・無償)でオープンな(開かれた)Emacs と TeX の世界へようこそ!
自分の Windows のチェック
- 内蔵ストレージ(C:ドライブ)に 13GB 以上の空きが必要(Emacs だけで 500MB,TeX だけで 12GB 使用)
- デスクトップにある PC アイコンをクリックし,「デバイスとドライブ」にある C:ドライブの空き領域が 13GB 以上あることを確認すること
- 13GB 以上の空き領域がない場合はひとまず Emacs のみインストールし,同時に担当教員まで申し出ること!
- 次に Windows キー(田キー)と r キーを押し,「ファイル名を指定して実行」画面を呼び出し,名前欄に control と入力すると,コントロールパネルが立ち上がるので,「表示方法を(カテゴリから)大きいアイコン」に変えてから,「システム」をクリック
- システムの種類が「64ビットオペレーティングシステム,x64ベースプロセッサ」となっていることを確認する(そうなっていない場合は,担当教員に相談すること!)
- Windows のバージョンは Windows 10 または Windows 11 を想定している(そうでないバージョンを使用している者は,担当教員に相談すること!)
EURO ICT Emacs & TeX のインストール作業のおおまかな流れ(Windows)
Emacs も TeX も巨大なシステムである(つまり,ファイルサイズが巨大であるため,全インストールの完了までそれなりの行程数と時間がかかる)から,まず,インストール作業の大まかな流れを理解しておくこと。「(抽象的な)プラモデル」を組み立て完成させるつもりで,心に余裕を持って,楽しんでほしい。
- Emacs & TeX を快適に使うための Windows そのもののカスタマイズ
- Unicode対応広範囲欧文フォントのインストール
- 素の Emacs のインストール
- EURO ICT Emacs 用「追加ファイル・プログラム群」のインストール
- Windowsシステム環境変数への Emacs 登録
- Emacs のフレーム調整
- 素の TeX のインストール
- EURO ICT TeX 用「追加ファイル・プログラム群」のインストール
EURO ICT Emacs のインストール(Windows)
Emacs & TeX を快適に使うための Windows そのもののカスタマイズ
- Windows キー(田キー)と r キーを押し,「ファイル名を指定して実行」画面を呼び出す
- 名前欄に control と入力すると,コントロールパネルが立ち上がるので,「表示方法を(カテゴリから)大きいアイコン」に変えてから,「エクスプローラーのオプション」をクリックする
- 次に「表示」タブをクリックし,詳細設定の箇所で,「タイトルバーに完全なパスを表示する」と「隠しファイル,隠しフォルダー,および隠しドライブを表示する」にチェックを入れる
- 同様に「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す
- 「OK」を押す
- デスクトップから PC → C:ドライブ → ユーザー → YOUR_NAME → ドキュメント と辿り,そこに work ディレクトリを作成する(新しいフォルダー)
- YOUR_NAME は Windows における自分のアカウント名(授業担当者の場合は ynagata)
- ここのパスは C:\Users\YOUR_NAME\Documents\work となっている
- この work を EURO ICT Emacs & TeX 用の「作業ディレクトリ」とするので,パスを覚えておくこと!
Unicode対応広範囲欧文フォントのインストール
- ttf.zip をダウンロードし,ダブルクリックして展開(解凍とも)する(混雑している場合は ttf.zip からダウンロード)
- 自分自身で特に設定していなければ,ダウンロードしたファイルは「ダウンロード」ディレクトリ(C:\Users\YOUR_NAME\Downloads)に格納される
- 展開した ttf ディレクトリ内の全ファイルを選択し,右クリックして「開く」
- すると,39個のウィンドウが開かれるので,一つ一つ「インストール」ボタンを押していく(管理者権限)
- その際,もし,既にインストールされているフォントが存在すれば,「キャンセル」しておく
素の Emacs のインストール
- 以下,ダウンロードしたファイルが勝手に「危険」であると見なされ,インストールをさせまいとしてくるが,Emacs を信頼して,インストールをする
- http://ftp.jaist.ac.jp/pub/GNU/emacs/windows/emacs-29/emacs-29.4.zip にアクセスし,emacs-29.4.zip をダウンロード
- 上記へのアクセスが困難(=混雑していて)な場合は http://ftp.gnu.org/gnu/emacs/windows/emacs-29/emacs-29.4.zip へアクセスし,emacs-29.4.zip をダウンロード
- どうしてもうまく行かない場合はこちらの emacs-29.4.zip を試してみる(左が混雑している場合はこちらの emacs-29.4.zip から)
- 自分自身で特に設定していなければ,ダウンロードしたファイルは「ダウンロード」ディレクトリに格納されている
- 格納先ディレクトリに行き,emacs-29.4.zip(このファイルは圧縮されている)をダブルクリックする
- すると展開されたディレクトリが5つ(bin, include, lib, libexec, share)姿を現すので,これらを C-c でコピーする
- C:ドライブ直下(C:\)に emacs ディレクトリを作成する(管理者権限が必要)つまり C:\emacs となるようにする
- emacs ディレクトリの中に,上の5つのディレクトリを C-v で貼り付け,格納する
EURO ICT Emacs 用「追加ファイル・プログラム群」のインストール
- emacs_bin_plus.zip をダウンロードし,展開する(混雑している場合は emacs_bin_plus.zip からダウンロード)
- 展開した emacs_bin_plus ディレクトリをダブルクリックして開き,ディレクトリ内のファイル(=buildhash.exe, cmigemo.exe, ..., unsq.exe の全14ファイル)を全選択し C-c でコピーし,C:\emacs\bin ディレクトリ内に全て C-v で貼り付ける
- home_de.zip(LG学生用),home_fr.zip(LF学生用)をダウンロードし,展開する(混雑している場合は home_de.zip(LG学生用),home_fr.zip(LF学生用)からダウンロード)
- home_de.zip/home_fr.zip には Emacs の Calendar(祝日,月名,曜日表記等々)をそれぞれ LG/LF 学生用に最適化した設定ファイルを同梱してある
- 展開した home ディレクトリをそのまま C-c でコピーして C-v で C:ドライブ直下(C:\)に貼り付ける
- つまり C:\home となるようにする
Windowsシステム環境変数への Emacs 登録
- Windows キー(田キー)と r キーを押し,「ファイル名を指定して実行」画面を呼び出す
- 名前欄に control と入力すると,コントロールパネルが立ち上がるので,「表示方法を(カテゴリから)大きいアイコン」に変えてから,「システム」をクリックする
- 左側にある「システムの詳細設定」をクリック
- 「環境変数」をクリック
- 「Windowsシステム環境変数」の変数の列にある Path をクリックし,「編集」を押す
- 「新規」をクリックして C:\emacs\bin と入力し,「OK」を押す
- 今度は,Windowsシステム環境変数に新たな変数を登録する
- 「新規」を押し,変数名に emacs_dir 変数値に C:\emacs と入力し「OK」を押す
- 全く同じようにして,以下,各「変数」に「変数値」を設定する
- HOME に C:\home
- [Windows 10 の場合] SHELL に cmdproxy
- [Windows 11 の場合] SHELL に PowerShell
- TEXEDIT に C:\emacs\bin\runemacs.exe +%d %s
- TZ に JST-9
- 最後に次々に「OK」を押していき,コントロールパネルを閉じる
- ここまでの作業が済めば,C:\emacs\bin ディレクトリにある addpm.exe をクリックする
- 「Windows によって PC が保護されました」と出るので,「詳細情報」を押し,「実行」を押す
- Install Emacs at C:\emacs? と聞いてくるので「OK」を押す
- PCによっては「システム環境変数」箇所以外に「ユーザ環境変数」にも「Path から TZ までの上記と全く同じ設定」を行わねばならない場合もあるので注意!
Emacs を簡便に呼び出すための Windows のカスタマイズ
- C:\emacs\bin を開く
- runemacs.exe をクリックすると
- 「Windows によって PC が保護されました」と出るので,「詳細情報」を押し,「実行」を押す
- runemacs.exe を右クリックしながらデスクトップにドラッグ&ドロップし,ショートカットを作成する
- そのようにしてできた「ショートカット」を,好みにより,右クリックして「名前の変更」(たとえば Emacs)する
- runemacs.exe を右クリックして「タスクバーにピン留めする」をクリックする
- Windows キー(田キー)と r キーを押し,「ファイル名を指定して実行」画面を呼び出す
- 名前欄に shell:sendto と入力すると「送るメニュー」ディレクトリが開く(C:\Users\YOUR_NAME\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\SendTo)
- このディレクトリに,デスクトップにある Emacs ショートカットを右クリックしながらドラッグ&ドロップしてコピーする
- 以上により,デスクトップからでも,タスクバーからでも,対象ファイルを右クリックしても,Emacs を起動できるようになる
- ついでに,「メモ帳(notepad.exe)」(Windowsに付随するシンプルなテキストエディタ)も次のようにして「送るメニュー」に追加しておく
- C:\Windows\notepad.exe(これが「メモ帳」)を探し,これを右クリックしながら「送るメニュー」ディレクトリにドラッグ&ドロップし「ショートカットを作成」を選択する
- Windows のデフォルトでは *.txt ファイルは「メモ帳」に関連付けられているので,これを Emacs に変更するには
- ファイル名が starttest.txt であるファイル(中身は何でもよいが例えば「スタート・テスト」)を用意する
- そのファイルを右クリックし,「プログラムから開く」を選び,さらに「別のプログラムを選択」をクリック
- その他のオプション等から「関連付けたいプログラム」として「GNU Emacs」を選択し,「常にこのアプリを使って .txt ファイルを開く」をチェックして OK をクリック
- 以上により,今後は *.txt ファイルをダブルクリックすれば(メモ帳ではなく)Emacs が立ち上がるようになる
- 「スタートボタン」から「Windowsシステムツール」と辿り,「コマンドプロンプト」を「右クリック」し,「その他」「タスクバーにピン留めする」をクリックする
- もう一度「スタートボタン」から「Windowsシステムツール」と辿り,「コマンドプロンプト」をデスクトップに「ドラッグ&ドロップ」する
- 「スタートボタン」から「Windows PowerShell」と辿り,その中にある「Windwos PowerShell」を「右クリック」し,「その他」「タスクバーにピン留めする」をクリックする
- もう一度「スタートボタン」から「Windows PowerShell」と辿り,「Windows PoserShell」をデスクトップに「ドラッグ&ドロップ」する
- 以上により,「コマンドプロンプト」や「Windows PowerShell」を,タスクバーやデスクトップから,直ぐに起動できるようになる
Emacs のフレーム調整
- 「メモ帳」ソフトで C:\home\.emacs.d\init.el を開く
- この init.el こそ EURO ICT Emacs の「設定ファイル」である(素の Emacs をカスタマイズした部分は,全て,このファイル内に記されている)
- 9行目「行頭の ;; 」を削除し,さらに ynagata とある文字列を「自分の Windows のアカウント名」に変更し,C-s で init.el を上書き保存する
- 同様に 1594行目にある ynagata を「自分の Windows のアカウント名」に変更し,C-s で init.el を上書き保存する
- 110行目の「;;; 初期フレーム設定」箇所まで移動する
- そこの left . 560 や width . 80 や height . 31 とある箇所の数値(ピクセル値)を,自分のPC用に最適化する
- この作業は,試行錯誤が必要
- 色々と数値を変えてみて,その都度 C-s で init.el を保存し,その都度 Emacs を立ち上げ直し,自分のPC画面にピッタリの数値を見出すまで続けること!
- 初期値が自分のPCにとってもピッタリであれば,もちろん,初期値を変更する必要はない
- init.el が壊れてしまった場合は,元の init.el を削除し,同階層にある de_init.el(ドイツ語用)あるいは fr_init.el(フランス語用)を init.el という名前でコピーして,最初からやりなおすこと!
EURO ICT TeX のインストール(Windows)
素の TeX のインストール
- ダウンロードするファイルが巨大であるから,注意! 以下に説明するネットワーク・インストールがうまく行かない場合は,ISO イメージを DVD に焼いて,そこからインストールすると良い. 参考: TeX Live Windows: ISO イメージからのインストール
- Installing TeX Live over the Internet にアクセスし,そこにある install-tl-windows.exe をクリックしてダウンロードする
- ダウンロードが完了しても
install-tl-windows.exeは一般的にダウンロードされていません
install-tl-windows.exeを開く前に,信頼できることを確認してください
と警告が出るので - 「・・・」というアイコン(=その他のオプション)を選び,「ダウンロードページを開く」をクリックし,「保存」,「詳細表示」,「保持する」をクリックしていく
- 同様に,ユーザがインストールしているセキュリティソフトが install-tl-windows.exe をマルウェアと誤認識することも有り得るが,install-tl-windows.exe はマルウェアではないので,このファイルを実行できるようにする(必要に応じて各セキュリティソフトのマニュアルを参照して対処すること!)
- TeX をインストールする間は「セキュリティソフトをオフ」にしておいた方がインストール途中でつまづく可能性を減じられるかもしれない
- デスクトップから PC → C:ドライブ → ユーザー → YOUR_NAME → ダウンロード と辿り,そこにある install-tl-windows.exe を見つける
- install-tl-windows.exe をクリック
- すると,またしても,「Windows によって PC が保護されました」とメッセージが出るが,ひるまず,「詳細情報」を押し(「実行しない」を押してはいけない!),そして「実行」を押す
- この際,ユーザがインストールしているセキュリティソフトが警告を出してくることがあるが,無視して実行する
- こうして,ようやく,TeX Live installer が立ち上がる
- Install にチェックが入っていることを確認し,
- Next を押し,Install を押す
- すると「TeX Live 2024 の導入」画面となるので,「次へ」を押す
- 「導入先フォルダ」が C:/texlive/2024 となっていることを確認し
- 「デフォルト用紙サイズ A4, TeX works をインストール」にチェックが入っていることを確認し,「インストール」を押す
- ここからインストール完了まではかなり時間がかかるので,適宜,別の仕事をする
- インストールに成功すると「TeX Live へようこそ!」画面が出るので「終了」を押す
- さらに TeX Live installer: Unpacking ... 画面も「close」を押して閉じる
- ここまでの作業が済めば,コマンドプロンプトを起動し(ここだけは PowerShell ではなく「コマンドプロンプト」を使うことに注意!),echo %PATH% と打ち込み,RET する
- 表示される文字列の中に「C:\texlive\2024\bin\windows;」があることを確認
EURO ICT TeX 用「追加ファイル・プログラム群」のインストール
- texmf-local.zip をダウンロードし,展開する(混雑している場合は texmf-local.zip からダウンロード)
- 展開した texmf-local ディレクトリをコピーし,C:\texlive ディレクトリ内に貼り付ける(元から texmf-local ディレクトリがある場合は,上書き保存する)
- C:\texlive\texmf-local\kakuto_plus を開き,そこにある全てのファイルを選択し C-c でコピーする
- C:\texlive\2024\bin\windows ディレクトリを開き,そこに上記の全ファイルを C-v で貼り付ける
- デスクトップに作っておいた「コマンドプロンプト」ショートカットのアイコンをクリックする
- コマンドプロンプト画面が出たら,以下のようにコマンドを打ち,その都度 RET する(処理が終わるまで少々時間がかかるものもあるので注意!)コマンドはオプション部のスペースにも注意して,書かれてある通りに注意深く打ち込むこと!
- mktexlsr
- fc-cache -v
- kanji-config-updmap-sys status
- 上のコマンドにより,EURO ICT TeX システムで「日本語処理」用に使えるフォントがリストアップされる.デフォルトでは Haranoaji フォントが用いられるが,万が一,「CURRENT family for ja: haranoaji (variant: -04)」となっていなかった場合は次のコマンドを打ち込む
- kanji-config-updmap-sys --jis2004 haranoaji
- 次に,欧文フォントの追加分を設定に反映させるため,以下のコマンドを打つ(kanji-config-updmap-sys --jis2004 haranoaji を打ち込んでいれば不要)
- updmap-sys
- 最後に TeX システム全体を update するために,次のコマンドを入力し RET する
- tlmgr update --self --all
- C:\texlive\texmf-local\compile-test ディレクトリを開いて,例えば asterix.tex を右クリックし,「プログラムから開く」を選び,さらに「別のプログラムを選択」をクリック,その他のオプション等から「関連付けたいプログラム」として「GNU Emacs」を選択し,「常にこのアプリを使って .tex ファイルを開く」をチェックして OK をクリック(このプロセスのどこかで GNU Emacs アイコンが現れれば,そこでクリックすれば良い)
- こうしておけば,以降,*.tex ファイルはダブルクリックするだけで Emacs で開けるようになる
EURO ICT Emacs & TeX の動作テスト
以上のインストール作業が全て完了したら,コマンドプロンプト(PowerShell でもよい)を起動し,以下のコマンドを打ち込み RET し,生成される *.pdf ファイルをダブルクリックして中身を見(予め C:\texlive\texmf-local\compile-test ディレクトリを開いておく),EURO ICT TeX が正しく動作しているかどうかを確認せよ。
pdflatex と uplatex コマンドは ↑ キーを使って(ヒストリ機能を使って)2回実行せよ。
- cd C:\texlive\texmf-local\compile-test
- pdflatex asterix(2回実行)
- pdflatex frktest(2回実行)
- pdflatex initial-dayroman(2回実行)
- pdflatex johannes(2回実行)
- uplatex tex_article(2回実行)
- dvipdfmx tex_article(1回だけでよい)
同様に xelatex コマンドをテストする。xelatex では「ラテン字(英・独・仏語など),キリル字(ロシア語など),ギリシア字(ギリシア語),ヘブライ字(ヘブライ語)」を統一的に全て含むフリーの Linux Libertine フォントを用いて処理する。Linux Libertine フォントは texmf-local.zip の中に入っている。
以下のコマンドを打ち込み RET する。xelatex コマンドは ↑ キーを使って(ヒストリ機能を使って)2回実行せよ。出来上がった *.pdf ファイルを開いて中身を確認せよ。
- xelatex xelatex_test(2回実行)
EURO ICT Emacs と EURO ICT TeX の連携テストは,テキストファイル(ソース)をキーボード打鍵のみで整形済みの HTML ファイルや PDF ファイルに「エクスポート」することで行う。
- C:\texlive\texmf-local\compile-test を開き,そこにある org.txt を右クリックで送り,Emacs で開く
- org.txt が開かれたら,以下のコマンドを打つ(C は Ctrl キー)
- C-c C-e
- まず HTML を自動生成させるために h を打ち,次に o を押して,自動生成されたWebページ(HTMLファイル)を確認する
- 次に TeX で処理させるために l を打ち,o を押して,整形済み文書 org.pdf を自動生成させる.org.pdf をダブルクリックして,中身を確認する
おわりに
- お疲れ様!
- EURO ICT Emacs & TeX = 素の Emacs & TeX + 「多言語テキスト」関連カスタマイズ(ラテン文字,ギリシア文字,キリル文字,ヘブライ文字をはじめ,ドイツ旧字体(の筆記体も!)やアンシャル体等をも含む多種多彩なフォント設定,ドイツ語・フランス語カレンダー,Org-mode と TeX の連携,等々)
- EURO ICT Emacs & TeX を存分に使い倒そう!!