- 以下の条件を満たす TeX 入力ファイル(=ソースファイル)を作成し,uplatex + dvipdfmx でコンパイルして得られる出力ファイル(PDF)と一緒にメールに添付し(つまり *.tex と *.pdf をメールに添付する),2023-01-18(水)17:00 までに永田(ynagata@fukuoka-u.ac.jp)まで送付せよ.
- 授業で作業した際の「地の文」を使うことは不許可(「マークアップ」部分や「画像」は,当然,可),つまり,中身は何でも OK だが,自分のオリジナルであること!
- 入力ファイル名は ict1b_lg210001.tex(lg...の箇所は自分の学籍番号)とする
- タイトル,著者名,TeX 処理時の日付の出力を含む
- 目次を自動出力させる
- 最低でも2つの section, それぞれの section に最低でも2つの subsection を含む
- 段落は総計8段落以上作成する
- 「番号付き」箇条書き(enumerate 環境)および「番号無し」箇条書き(itemize 環境)をそれぞれ1つ,いずれも3項目以上の item を含み,その中に1つ以上の「入れ子」(nesting)が入っている(入れ子箇所は enumerate, itemize どちらの環境を使っても良い)ように作成する
- table 環境を用いて「表」をフロート処理する
- 「表」は tabular 環境を使って作成する
- 「表」には「キャプション(上)」を付ける
- 本文(地の文)中で「表」への「相互参照」を行う[例: 表1(2ページ)を参照,等]
- figure 環境を用いて「図」をフロート処理する
- 「図」(デジタル写真,デジタル画像)は jpg, png, pdf 形式のものを自分で用意する
- 写真や画像を自分で用意することが困難である場合,または uptex_TYPESET で TeX ソースを処理する場合は fu_approach.jpg, 20060903_mendelssohn-haus_todesmaske.jpg あるいは 20060903_mendelssohn-haus_garten.jpg の画像を用いても良い.これらは uptex_TYPESET でも使えるようにしてある
- heic(iPhone における画像ファイル形式)は,そのままでは TeX で使えないので,インターネット上で自ら jpg 形式に変換する(変換方法は,Google 等で「heic jpg 変換 フリー」をキーワードとし,自分で調べること)
- 「図」は includegraphics コマンドを用いて取り込む
- 「図」にも「キャプション(下)」を付ける
- 本文(地の文)中で「図」への「相互参照」を行う[例: 図3(8ページ)を参照,等]
- 「単数段落」(quote 環境)あるいは「複数段落」(quotation 環境)にわたる和文を「引用」処理する
- 「単数段落」(quote 環境)あるいは「複数段落」(quotation 環境)にわたる欧文(LG学生は独文,LF学生は仏文)を「引用」処理し,その際,同時に selectlanguage コマンドを用いて正書法(行末における正確な分綴,正しい引用符号,符号まわりの正しいスペース処理等々)にも対応させる
- 参考文献からの引用は全て「脚注」において「出典を明記」する
- 文書末に「参考文献」をまとめる
- 欧文文献,邦文文献ともそれぞれ1冊以上「参考文献」に挙げる
- 「参考文献」の中にWebサイト参照(URL)も1つ以上入れる
- 独立タイトルページとする
- 「表目次」と「図目次」も自動生成させる
- 文書内の「相互参照(Cross References)」箇所を全て「ハイパーリンク化」する
- ict1b_final.tex が「課題」用の雛形ソースファイルとなっているので,適宜活用するとよい
- 締切は「2023-01-18(水)の 17:00」(必着)
- 課題を受け取り次第,永田から提出者へ「確かに受け取りました」という内容のメールを「一両日中」に送信するので,各自必ず永田からの送信メールを確認すること.これにより一連の「課題提出」が完結する
- 永田からの「課題受け取りメール」が届かない場合,メール送受信に関して何らかの事故が起きた可能性があるので,大至急永田までメールで問い合わせること.その場合でも再提出の猶予は「2023-01-20(金)昼の 12:00」まで. それ以降は「受け付けない」ので,できる限り余裕を持って課題を提出すること
- FURIKA(授業アンケート)への回答も,宜しくおねがいいたします!
ヨーロッパ学 ICT 課題ファイル置き場
EURO ICT Emacs & TeX のインストール法(Windows)
EURO ICT Emacs & TeX のインストール法(Mac)
1 シラバス
1-1 概要
1-1-1 前期: ヨーロッパ学 ICT IA
この授業では,ドイツ語,フランス語,英語,日本語等「自然言語のテキスト」を高度に処理できるスキルを身に付けるための「テキスト主義ICT」をテーマとします。具体的には,多言語処理用にカスタマイズした GNU Emacs という高機能テキストエディタを用いて,高レベルの汎用的「テキスト編集」スキルを体系的に学びます。
さらなる「テキスト主義ICT」を習得するためには,「ヨーロッパ学 ICT IB」も続けて履修することが必要です。なお,Emacs のユーザインタフェースは全て「英語」ですので,Emacs を使うことは,日々「英語をツールとして使う」良い実践ともなります。
1-1-2 後期: ヨーロッパ学 ICT IB
GNU Emacs 使用を前提として,より高次の「テキスト主義ICT」を学びます。具体的にはプログラミング & マークアップ言語である TeX を用いて「論文体裁文書」を作成します。プログラミングそのものは扱いませんが,「テキスト主義ICT」の中身は「プログラミング的思考力」を基盤としています。
「ヨーロッパ学 ICT IA/IB」を通じて「テキストによるソースコード記述,マークアップ」という流儀に慣れたら,引き続き3年次の「ヨーロッパ学 ICT IIA/IIB」で HTML/CSS を学んでください。
1-2 到達目標
1-2-1 前期: ヨーロッパ学 ICT IA
- キーボードの QWERTY 配列を理解し,正確かつ迅速なタッチタイピングができる[知識・理解]
- 各種文字コード・改行コードの存在を理解している[知識・理解]
- ドイツ語,フランス語,英語,日本語における正書法の存在を理解している[知識・理解]
- 的確なインプットメソッドを用いて多言語を入力できる[技能]
- 文字・語・文・段落・セクショニング単位での編集ができる[技能]
- 文字列(正規表現を含む)の検索・置換ができる[技能]
- API を活用できる(例えば Google Translate を呼び出し多言語テキストを相互自動翻訳させる)[技能]
- ICTに関する未知の事柄や理解の不確かな事柄に関して,自ら解決法を探るべく,積極的に行動できる[態度・志向性]
- 学友と互助的な関係を保ち,協力し合いながら行動できる[態度・志向性]
1-2-2 後期: ヨーロッパ学 ICT IB
- マークアップ言語(TeX )の原理を理解している[知識・理解]
- 論文の「体裁」について理解している[知識・理解]
- 各言語の正書法に基づいた多言語混在文書を TeX で作成できる[技能]
- TeX を用いて「論文体裁文書」を作成できる[技能]
- その際 Cross References(相互参照)箇所を全てハイパーリンク化した電子文書を作成できる[技能]
- 理解の不確かな事柄に関して,自ら解決法を探るべく,積極的に行動できる[態度・志向性]
- 学友と互助的な関係を保ち,協力し合いながら行動できる[態度・志向性]
1-3 授業時間外の学習(予習・復習)[ヨーロッパ学 ICT IA・IBとも]
予習: 前もってアナウンスされた「学習範囲」の「実践演習」(1時間)。
復習: 学習事項のその都度の点検および確認。その上で「予習」に取り組むこと(1時間)。
1-4 成績評価基準および方法[ヨーロッパ学 ICT IA・IBとも]
本授業は各到達目標の達成度を基準として,平常点(出席状況・授業への参加姿勢など)60点,不定期に課す課題40点(総計100点)という配分で成績を出します。授業開始の定刻時間から15分以内の遅刻であれば認めますが,この場合の平常点に関わる評価は1/2とし,それ以降の遅刻は欠席とみなします。ただし,後日証明になる書類が呈示された場合に限り,欠席・遅刻扱いを取り消します。
1-5 テキスト[ヨーロッパ学 ICT IA・IBとも]
授業で用いるテキスト,および,演習用ファイルは,以下のページよりダウンロードしてください。
1-6 参考書[ヨーロッパ学 ICT IA・IBとも]
- 『入門 GNU Emacs』(D. Cameron 他著,半田他 監訳,オライリー・ジャパン,税込4104円,ISBN: 978-4-8731-1277-0)
- 『[改訂第8版]LaTeX2ε 美文書作成入門』(奥村晴彦他,技術評論社,3280円+税,ISBN: 978-4-297-11712-2)
1-7 履修上の留意点[ヨーロッパ学 ICT IA・IBとも]
本授業では「出席」を厳密に取り扱います。学生証をカードリーダーにかざし忘れた場合は,必ずその授業の直後までに申し出てください。自分の PC に Emacs と TeX をインストールして日常的に使いこなすことが「テキスト主義ICT」習得における一番の近道です。IA → IB → IIA → IIB といった段階を経ない受講は知識・理解・技能の点から不可能です。「ヨーロッパ学ICT」の全て(IA/IB/IIA/IIB)を履修することが望ましいです。
1-8 授業計画
1-8-1 前期: ヨーロッパ学 ICT IA
1 | (スタートアップ授業)Emacs の起動,終了,ファイル操作の基本 |
2 | PC教室での初期操作,カーソル移動,French/Non-French Spacing |
3 | 変換,交換,入力支援 |
4 | 削除,編集状況確認 |
5 | リージョン操作 |
6 | インクリメンタル検索 |
7 | 一括置換,問い合わせ置換 |
8 | 多言語インプットメソッド |
9 | バッファ,ウィンドウ,フレームの操作 |
10 | 正規表現 |
11 | ディレクトリエディタ |
12 | 矩形編集 |
13 | マルチカーソル編集 |
14 | アウトライン編集 |
15 | Google Translate; FURIKA 授業アンケート |
pdfTeX TYPESET(Web 上で「欧文 TeX ソースファイル」をコンパイル)
1-8-2 後期: ヨーロッパ学 ICT IB
upTeX TYPESET(Web 上で「日本語 TeX ソースファイル」をコンパイル)
1 | (スタートアップ授業)TeX はじめの一歩 |
2 | セクショニング |
3 | 目次の自動出力 |
4 | 箇条書き |
5 | 原典引用の仕方 |
6 | 引用時のディスプレイ表示 |
7 | フロート概念と表 |
8 | 表の Cross Reference 処理 |
9 | フロート概念と図 |
10 | 図の Cross Reference 処理 |
11 | 多言語混在文書の処理法 |
12 | 参考文献 |
13 | 脚注における参考文献からの引用表記 |
14 | タイトルページ独立と文書全体の Cross References 処理 |
15 | 総括; FURIKA 授業アンケート |
2 授業進度表
2-1 前期: ヨーロッパ学 ICT IA
1 | — | (スタートアップ授業 [クリックして視聴!]). ヨーロッパ学 ICT 講義テキスト(IA/IB) の pp.3–5「はじめに」と p.8「Emacs の起動,Emacs の終了」と pp.8–9「Emacs におけるファイル操作の基本」を読み,4月12日から始まる PC-D 教室での対面授業に備えておくこと. また,キーボード操作(=タッチメソッド)の練習を随時行い,これを身に付けること. |
2 | 4/12(火) | PC-D 教室. FUポータルから「座席位置確認用入力フォーム」への記入(次回以降も同様). C:\home を H:\home となるようにコピー. de_init.el/fr_init.el を init.el へリネーム. C-x C-c,M-x calendar, M-x tetris コマンドの確認. 宿題:EURO Emacs の起動,終了. |
3 | 4/19(火) | Frame, Buffer, Minibuffer(Echo area), Modeline の名称説明. C-x C-f(ファイル・オープン,または,新規作成),C-x C-s(ファイル・上書き保存),C-x C-w(ファイル・別名保存),C-x C-c(Emacs 終了),C-g(キーボード操作の取り消し),C-/(元に戻す),F5(行数表示)といった「キー操作(=キー・バインド)」の説明. H:\euro_ict_1a ディレクトリを作成し,その中に euro_ict_text.pdf(講義テキスト)と khm53_en_utf8_unix.txt(英語の「白雪姫」テキスト)を「授業サポートWeb(から辿った「ファイル置場」)」からダウンロード. つまり, H:\euro_ict_1a\euro_ict_text.pdf H:\euro_ict_1a\khm53_en_utf8_unix.txt となるように格納. 宿題: C-x C-f コマンドを用いて H:\euro_ict_1a\khm53_en_utf8_unix.txt を開け. 次回は H:\home\.emacs.d\init.el を編集し,C-x C-f としたとき H:\euro_ict_1a\ が開かれるようにカスタマイズする. |
4 | 4/26(火) | H:\home\.emacs.d\init.el のカスタマイズ. これにより Emacs 上で C-x C-f するとすぐに H:\euro_ict_1a\ が開かれるようになった. 「授業サポートWeb(から辿った「ファイル置場」)」からさらに khm53_fr_utf8_unix.txt, khm53_de_utf8_unix.txt, khm53_ja_utf8_unix.txt を euro_ict_1a ディレクトリの中へダウンロード. つまり, H:\euro_ict_1a\euro_ict_text.pdf H:\euro_ict_1a\khm53_en_utf8_unix.txt H:\euro_ict_1a\khm53_fr_utf8_unix.txt H:\euro_ict_1a\khm53_de_utf8_unix.txt H:\euro_ict_1a\khm53_ja_utf8_unix.txt となるように格納. 宿題: C-x C-f で khm53_en_utf8_unix.txt を開き,「テキスト p.10 Cursor 移動」に含まれるコマンド(1文字先へ,・・・,行番号表示)を「すべて点検」せよ. 余力があれば,C-x i コマンドを用いて,en/fr/de/ja のテキストを「連結」せよ. |
5 | 5/10(火) | カーソル移動,テキストファイル挿入,.txt ファイルから .html そして .pdf へエクスポート体験. 宿題: テキスト pp.9--10 をよく読み,C-x C-f, C-x C-w, C-x C-s, C-x i をはじめカーソル移動系のコマンドまで復習せよ. |
6 | 5/17(火) | カーソル移動系コマンド総復習. 宿題: テキスト pp.9--10 をよく読み(=ファイル操作系コマンドやカーソル移動系コマンドの使い方),khm53_en_utf8_unix.txt, khm53_fr_utf8_unix.txt, khm53_de_utf8_unix.txt, khm53_ja_utf8_unix.txt をそれぞれ en.txt, fr.txt, de.txt, ja.txt にコピーし,これら en.txt, fr.txt, de.txt, ja.txt を「結合」したファイル(順不同)を 4lang.txt という名前で作成せよ. |
7 | 5/24(火) | テキスト編集「交換」テキスト p.12 済み. リージョンの指定法と「読み込み専用」状態の解除法(C-x C-q)p.13. 宿題: テキスト pp.12--13 をよく読み,p.12 左段「交換」系のコマンドを復習・検証せよ. |
8 | 5/31(火) | OS レベル(=Windows, Mac 等々で「ドイツ語キーボード」や「フランス語キーボード」仕様に変更する,ということ)での「ドイツ語・フランス語特殊文字入力」についての説明,そして,Emacs における「インプットメソッド Latin-Prefix」の説明(テキスト p.19)済み. latin-prefix を使った入力法については (describe-input-method) で呼び出せる. 画面のコントロール C-x 1, C-x 2, C-x 3, C-x 0 等 については pp.20--21「Buffer, Window, Frame の操作」を参照. 宿題: latin-prefix インプットメソッドを使って「ドイツ語・フランス語の特殊文字(やアクセント記号)」を素早く,かつ,日本語標準キーボードの「キー位置」を変えることなく入力できるように練習せよ. |
9 | 6/7(火) | 独仏キーバインディング(PDF) ドイツ語・フランス語特殊文字のキーバインディングに関する「用語や記憶術」の説明済み. 宿題: 独仏キーバインディング(PDF)を参照し,Emacs 上で,あるいは Win-Word や Mac-Word 上でドイツ語・フランス語特殊文字の入力法について検証してみよ. |
10 | 6/14(火) | 「課題」に向けての助走. C-u C-c !, Time-stamp: <>, C-x C-f, C-x C-w, C-x C-s, M-F10, C-x 2, C-x 3, C-x 1, C-x o, C-x RET C-\ latin-prefix, C-@, M-h, M-w, C-y, C-c t. |
11 | 6/21(火) | 「課題」に向けての助走2. 前回の繰り返し(続き). latin-prefix を用いた「独・仏語入力法」については 6/7(火) に配布した「独仏キーバインディング」(20220607_de-fr_keybindings.pdf)の中に記してあるので,そちらを参照すること. |
12 | 6/28(火) | 課題(前期) 「課題(前期)」に関する説明. それと関連した実践的入力演習. |
13 | 7/5(火) | 「課題(前期)」に関する説明. それと関連した実践的入力演習その2. |
14 | 7/12(火) | 課題に関する質問受付(およびサポート),以下にある[発展]の説明. [発展]
|
15 | 7/19(火) | 課題に関する質問受付(およびサポート),以下にある[発展]の説明. FURIKA. 以下の[発展]においてダウンロードした ict1b_final.tex ファイルの「8行目」が「\usepackage[deluxe,expert]{otf}」となっている場合は expert を削除し,「\usepackage[deluxe]{otf}」として上書き保存した上で作業すること(大学PCでは expert 指定不可のため.ict1b_final.tex ファイルは 2022-07-19 18:10 に訂正したもので置き換えた)。 [発展]
|
pdfTeX TYPESET(Web 上で「欧文 TeX ソースファイル」をコンパイル)
2-2 後期: ヨーロッパ学 ICT IB
upTeX TYPESET(Web 上で「日本語 TeX ソースファイル」をコンパイル)
1 | — | (スタートアップ授業 [クリックして視聴!]). ja_very_start.tex と ja_very_start_tate.tex をダウンロードし,それらの中身をよく調べ,upTeX_TYPESET のページでコンパイルしてみよ(PDF ファイルが得られる). |
2 | 9/20(火) | ict1b_final.tex, 20060903_mendelssohn-haus_todesmaske.jpg(これをコンパイルして生成させる itc1b_final.pdf は本授業で学ぶ知識・スキルを使って得られる最終的な「論文体裁文書」の例)
コンパイルの仕方: H:\euro_ict_1b で PowerShell(Windows)を開き uplatex ict1b_final(同じコマンドを3回発行する=ヒストリ(履歴)機能を使うと楽ちんできる dvipdfmx ict1b_final すると H:\euro_ict_1b\ict1b_final.pdf が生成されるので,中身を確認する de_init.el(LG用初期設定ファイル), fr_init.el(LF用初期設定ファイル) |
3 | 9/27(火) | 01_sectioning.tex 01b.tex(01_sectioning.tex を少しボリュームアップしたもの) Emacs の(ファイル・オープン,別名保存,上書保存,ファイル・クローズ,等々,といった)基本的な操作法は,01_sectioning.tex ファイルの中に「コメント」の形で全て書き入れてあるので,ファイルの中身を(Emacs または メモ帳で開いてから)確認すること. ソースファイルの 01_sectioning.tex は uplatex 01_sectioning(複数回) dvipdfmx 01_sectioning とターミナルで打ち込めば出力ファイルの 01_sectioning.pdf を得られる. |
4 | 10/4(火) | 02_itemize.tex LF学生は main=ngerman となっている「行」をコメントアウトし,main=french となっている「行」を「活かし」て保存する(C-x C-; が使える) |
5 | 10/11(火) | 03_quote.tex 箇条書きにおける「入れ子(Nesting)」,「短い引用」と「長い引用(=まずは「単段落」の場合)」. quote/quotation 環境「テスト」用テキスト: 六つのとき,原始林のことを書いた「ほんとうにあった話」という,本の中で,すばらしい絵を見たことがあります。それは,一ぴきのけものを,のみこもうとしている,ウワバミの絵でした。これが,その絵のうつしです。 その本には,「ウワバミというものは,そのえじきをかまずに,まるごと,ペロリとのみこむ。すると,もう動けなくなって,半年のはいだ,ねむっているが,そのあいだに,のみこんだけものが,腹のなかでこなれるのである」と書いてありました。 サン=テグジュペリ/内藤濯訳『星の王子さま』,岩波少年文庫,1988年.p.7. Als ich sechs Jahre alt war, sah ich einmal in einem Buch über den Urwald, das \enquote{Erlebte Geschichten} hieß, ein prächtiges Bild. Es stellte eine Riesenschlange dar, wie sie ein Wildtier verschlang. In dem Buche hieß es: \enquote{Die Boas verschlingen ihre Beute als Ganzes, ohne sie zu zerbeißen. Daraufhin können sie sich nicht mehr rühren und schlafen sechs Monate, um zu verdauen.} Antoine de Saint-Exupéry/Grete und Josef Leitgeb: \emph{Der Kleine Prinz}, Karl Rauch Verlag, Düsseldorf, 1983. S.5. Lorsque j'avais six ans j'ai vu, une fois, une magnifique image, dans un livre sur la Forêt Vierge qui s'appelait \enquote{Histoires Vécues}. Ça représentait un serpent boa qui avalait un fauve. Voilà copie du dessin. On disait dans le livre: \enquote{Les serpents boas avalent leur proie tout entière, sans la mâcher. Ensuite ils ne peuvent plus bouger et ils dorment pendant les six mois de leur digestion.} Antoine de Saint-Exupéry : \emph{Le Petit Prince}, Gallimard, Paris, 1987. p.9. |
6 | 10/18(火) | 04_quotation.tex ファイラー(Dired)を使った「不要ファイルの一括削除」(# % & ~ キーを押し「Delete フラグ」を立て,x で実行). カーソル移動(M-< M-> C-a C-e)コメントの付け方(C-x C-;). ファイル内検索(C-s). 「長い引用(=「複数段落」の場合)」. 脚注(footnote)と原典引用の仕方(手動). |
7 | 10/25(火) | 05_table.tex 「フロート」と「表」,クロスリファレンス(相互参照). |
8 | 11/1(火) | 06_table2.tex 「表」(と「フロート」,「相互参照」)の復習,「縦罫線」,「マルチ(プル)・カーソル」(=カーソルを「分身」させ,複数箇所を一度に編集できる). 次回から「画像」を扱うので,拡張子 jpg あるいは png の画像を用意し,H:\euro_ict_1b ディレクトリの中に「格納」しておくこと. iPhone や iPad で撮影した写真は heic という拡張子を持つ新しい(そして Mac 固有の)画像形式であるため,そのままでは Windows や TeX で使うことはできない. 従って, Google 等で「heic jpg 変換」をキーワードとして検索し,インターネット上で「heic から jpg へ無償変換」してくれるサービス(たくさんある)を探して,あらかじめ jpg または png 画像に変換しておくこと! |
9 | 11/8(火) | fu_approach.jpg 07_tab-fig.tex 「図」のフロート処理(figure環境,includegraphics命令,textwidth, textheight指定など). |
10 | 11/15(火) | fbox (frame box) . 「フロート」処理の復習. |
11 | 11/22(火) | 08_multilang.tex 長めの引用欧文の処理(ドイツ語,フランス語). |
12 | 11/29(火) | 09_bibliography.tex 文書末における「参考文献の一括リストアップの仕方」および「脚注を使ったスマートな引用方法」については,入・出力ファイルにおける当該箇所を比較参照し,注意深くその「マークアップ法を学ぶ」こと。 『星の王子さま』については\textsc{Wikipedia}ページでも概要を確認できる\footnote{Web~\cite{prince_web}参照。}。 %%% 参考文献 \begin{thebibliography}{9}% 文献数が2, 3 桁であればそれぞれ 99, 999 とする \addcontentsline{toc}{section}{参考文献}% 「目次」に「参考文献」をエントリする \bibitem{prince_de} Antoine de Saint-Exupéry/Grete und Josef Leitgeb: \emph{Der Kleine Prinz}, Karl Rauch Verlag, Düsseldorf, 1983. \bibitem{prince_fr} Antoine de Saint-Exupéry : \emph{Le Petit Prince}, Gallimard, Paris, 1987. \bibitem{prince_ja} サン=テグジュペリ/内藤濯訳『星の王子さま』,岩波少年文庫,1988年. \bibitem{prince_web} \emph{The Little Prince.} \verb|https://en.wikipedia.org/wiki/The_Little_Prince|. 2022年11月29日アクセス. \end{thebibliography} サン=テグジュペリ/内藤~\cite{prince_ja} p.7. 課題(後期) |
13 | 12/6(火) | 10_full-contents.tex titlepage オプション,\listoftables, \listoffigures, \thispagestyle{empty}, \clearpage, \setcounter{page}{1}, \hypersetup, SEO 対策: Search Engine Optimization(サーチエンジン最適化). 次回から「課題」に関する質問受付. |
14 | 12/13(火) | upTeX TYPESET(Web 上で日本語 TeX ソースをコンパイル,PDF 出力) で使える「画像は」「fu_approach.jpg, 20060903_mendelssohn-haus_todesmaske.jpg, 20060903_mendelssohn-haus_garten.jpg」の「3つ」(のうちの1点)のみ. 質問受付. |
15 | 12/20(火) | 質問受付. FURIKA 授業アンケート. |
upTeX TYPESET(Web 上で「日本語 TeX ソースファイル」をコンパイル)