邦文Webフォント

異体字: Noto と IPAmj明朝 フォント

このページはファイルサイズの大きなフォントデータを読み込んで表示されます。スマートフォンからのアクセス等によりパケット消費(通信データ量)を極力抑えたい場合は閲覧を避けるようにしてください!

このページでは,クライアント(閲覧者)側のデバイスに当該フォントがない場合でも,サーバ(コンテンツ提供者)側からフォントデータを提供することで,クライアント側のWebブラウザがこれを可視化(レンダリング)してフォントを表示できる「Webフォント」システムを使用しています。

Noto と IPAmj明朝 をWebフォントとして用いるための設定は noto.css の記述を参照してください。

また,異体字の入力(下の例は の異体字の一つである 葛󠄀 の入力法)は

        葛󠄀
のようにベースとなる文字(上のように「数値文字参照」表記でもOK)に続けて「字形選択子」(VS: Variation Selector)を併記します。詳しくは本ページの HTML ソースを御覧ください。

本ページの Noto フォントは「Google Fonts 早期アクセス」サービスを利用し Google のサーバからレンダリングされるよう設定しています。

一方,IPAmj明朝 フォントに関しては「情報処理推進機構」(独立行政法人)によって2018年1月にリリースされたオリジナルの ipamjm.ttf (44.3MB) を ipamjm.woff/woff2 (29.6MB/21.9MB; woff: Web Open Font Format) に変換したものを自前で用意しました。

IPAmj明朝 フォントはファイルサイズが大きいので,レンダリングに時間がかかります。また,ブラウザによっては表示されない場合もあります。従って,IPAmj明朝 フォントを実際にWebフォントとして用いることは,少なくとも現段階では,問題があると言わざるを得ません。

クライアント(閲覧者)にこのページを見てもらうということは,その人に「ファイルサイズの大きなフォントデータのダウンロードをバックグラウンドで強制している」ということを意識するようにしてください。実際の使用にあたっては,この点を十分考慮する必要があります

IPAmj明朝 ほどのデータサイズを持つフォントであれば,Webフォントとしての実際の使用は,少なくとも現時点では,控えるべきでしょう(ここではあくまで「サンプル」として紹介しています)。例えば,Google Chrome ブラウザではファイルサイズの大きなWebフォントは表示されないので,IPAmj明朝 は全く表示されません(部分的に表示されているものは代替フォントです)。

邦文の「縦書き」と「右から左書き」言語の入力についても簡単に紹介してあります。

Noto葛・葛󠄀
IPAmj葛・葛󠄂・葛󠄄・葛󠄅・葛󠄆・葛󠄇・葛󠄈
Noto
IPAmj辺・辺󠄂
Noto邉・邉󠄁・邉󠄂・邉󠄃・邉󠄄・邉󠄅・邉󠄆・邉󠄇・邉󠄈・邉󠄉・邉󠄊・邉󠄋・邉󠄌・邉󠄍・邉󠄎・邊・邊󠄁・邊󠄂・邊󠄃・邊󠄄・邊󠄅・邊󠄆・邊󠄇
IPAmj邉󠄏・邉󠄐・邉󠄑・邉󠄒・邉󠄓・邉󠄔・邉󠄕・邉󠄖・邉󠄗・邉󠄘・邉󠄙・邉󠄚・邉󠄛・邉󠄜・邉󠄝・邉󠄟・邊󠄈・邊󠄉・邊󠄊・邊󠄋・邊󠄌・邊󠄍・邊󠄎・邊󠄏・邊󠄐・邊󠄑・邊󠄒・𨕙・𫟪󠄀・𫟪󠄁・𫟪󠄂・𮞽・𮞾・𮟗・𮟚・𮟣
Noto
IPAmjあ・𛀂・𛀅・𛀃・𛀄
Noto SansIPAmj明朝 の比較

縦書き

需要はあまりないと思いますが,一応,「縦書き」の方法も紹介しておきます。responsive.css の中の tategaki クラス指定の箇所で設定しています。

夏目漱石『吾輩は猫である』より

吾輩は猫である。名前はまだにゃい。

どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。😿 吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を捕まえて煮て食うという話である。しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。ただ彼の掌に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。

右から左書きの言語の例: 『旧約聖書』創世記より

邦文ではありませんが,ヘブライ語のような right to left 書き言語の設定については HTML ソースを御覧ください。

בְּרֵאשִׁית

בְּרֵאשִׁית, בָּרָא אֱלֹהִים, אֵת הַשָּׁמַיִם, וְאֵת הָאָרֶץ.
וְהָאָרֶץ, הָיְתָה תֹהוּ וָבֹהוּ, וְחֹשֶׁךְ, עַל-פְּנֵי תְהוֹם; וְרוּחַ אֱלֹהִים, מְרַחֶפֶת עַל-פְּנֵי הַמָּיִם.
וַיֹּאמֶר אֱלֹהִים, יְהִי אוֹר; וַיְהִי-אוֹר.
וַיַּרְא אֱלֹהִים אֶת-הָאוֹר, כִּי-טוֹב; וַיַּבְדֵּל אֱלֹהִים, בֵּין הָאוֹר וּבֵין הַחֹשֶׁךְ.
וַיִּקְרָא אֱלֹהִים לָאוֹר יוֹם, וְלַחֹשֶׁךְ קָרָא לָיְלָה; וַיְהִי-עֶרֶב וַיְהִי-בֹקֶר, יוֹם אֶחָד.